このページでは、萌学舎が今までに配布した折り込みチラシに掲載した講師の言葉を載せています。
講師からのメッセージ
萌学舎には能力はありながら、伸び悩んでいる生徒がしばしば入ってきます。A君もそのひとりでした。お母様曰く、「やんちゃで、態度が悪い。萌学舎は厳しいので行きたくないと言っているが、鍛えなおしてほしい」とのことでした。実際に授業をしてみると、馬があったのか、萌学舎を気に入ってくれて、成績はメキメキ伸びました。北辰テストの5科偏差値は10ポイント、内申点は8ポイント上がりました。私達は、生徒を指導する胆力・技量においてはどこにも負けないと自負しています。今年も本気で生徒とかかわっていきます。
萌学舎は今年創立16年目を迎えました。生徒のほとんどは卒業生や在校生の口コミで入って来ます。私たちも期待に応えるために様々な努力を重ねています。各教師が工夫を重ねたオリジナルプリント。時間外補習。受験情報もどこにも負けないつもりです。そして、何よりも熱い思い。生徒のやる気を引き出すのは教師の熱い思いです。引き受けた子供たちに精一杯の力を注ぎ、可能性を引き出す。それが私たちの仕事です。
年に何回か生徒と気持がぴったりと寄り添い、良い授業だったと思える日があります。先日の中1の授業がそうでした。学力を伸ばすのは簡単ではありません。なかなか勉強する習慣がつかない、同じ間違いを繰り返す。時には烈火のごとく叱ります。そんな中でこの間の授業では、みんながんばってるな、良くなったなと感じました。苦労が大きいほど、こんな時の喜びはひとしおです。真剣に向き合えば生徒は必ず応えてくれる。今年も全力で取り組みます。
長年この仕事をやってきて授業は闘いだとつくづく思います。武器は情熱と根気。戦う相手は自分です。今日はよく勉強してきている。がんばっているな。良かった。と、思った翌日に、また同じ間違いをしている。復習していない。自分の指導力が足りないのではないかと反省する。気合を入れなおしてがんばる。数カ月するとあんなに出来なかった子が明らかに伸びている。…生徒を教えるのにマニュアルは役に立ちません。生徒と向き合い、何とかこの子を伸ばそうとあがく。それが自分の仕事だと思っています。
映画「オールウェイズ三丁目の夕日」がヒットし、貧しいながらも日本人が希望に燃えていた「昭和」がクローズアップされています。サラリーマンも自営業者もみんなが未来を夢見てそれぞれの立場で仕事に燃えていた時代。だからこそ社会に活気があったのでしょう。塾は日本の未来を創る子供たちを預かる仕事です。子供は大人を見て育ちます。人生の先輩として子供たちと本気で向き合い、熱い大人の姿を見せたいと思っています。
この時期になると卒業生が大学合格の知らせにやってきます。うれしい知らせです。「一期一会(いちごいちえ)」という言葉があります。出会いを大切にし、出会った相手に誠意を尽くすという意味で使われます。毎年入れ替わりに入塾してくる子供たちとの出会いはまさにそうした感じがします。小中学生の子供たちが身近に接する大人はそんなに多くはないでしょう。子供たちの成長に少なからぬ影響を与えるおとなの一人として、常にまっとうな大人でありたいと思っています。今年も全力でがんばります。
萌学舎で最初に教えることは、来た時と帰る時のあいさつです。授業中も肘をついたり、ダラッとしたりせずきちんとした姿勢で授業に取り組むことの大切さを教えます。まず学習する心構えをつくることが学力を伸ばす第一歩だと考えるからです。私たち教師も常に自らを戒めていることがあります。惰性に流されていないか。生徒をちゃんと見ているか。自らを高める努力を怠っていないか。知識を教えることと、生徒を伸ばすことはまったく別です。教師も一生勉強です。
クラス授業の良い点は、クラス全体の雰囲気を勉強モードにし、お互いに切磋琢磨させることで一人ひとりのやる気を引き出せるところです。しかし、人との相性があるように、中にはやりにくいクラスもあります。そんな時でも、気を充実させ、一人ひとりの生徒に目を配り、良い点を誉め,丁寧に取り組むと不思議といい雰囲気になっていきます。心身ともに充実していなければ良い授業はできません。教師は肉体労働です。今年は体力向上に努めます。
数十年前、大学に入ったその年に塾のアルバイトを始めました。年齢の近い子供たちとの授業が楽しく夢中だった二十代、自信をつけ自分こそトップ講師だとうぬぼれていた三十代を経て、今は生身の人間と対峙するこの仕事の難しさを痛感しながらも、だからこそ奥が深く、やりがいのある仕事だと感じています。どんな仕事でも同じかもしれませんが、塾教師の資質の99%は人間性です。人間を磨くのに終わりなどあろうはずもありません。今年も全力でがんばります。
昨年は大手企業による虚偽表示が相次ぎました。企業が理念を捨て利益の追求に走った時、その存在価値はなくなると私は考えます。存在価値のないものは早晩消えていくでしょう。消費者が求めるのは企業の発展ではなく、より良いサービスです。萌学舎は全授業料、全教師、全合格実績を公開しています。Honesty is the best policy. (正直は最上の策)という諺があります。より良い塾を求めるご父母に愚直に応えていくことが、結局は自分達の身の丈にあった繁栄にもつながると考えます。私達は今年も一教場に全力を注ぎます。必要とされる存在であり続けるために。
「萌学舎の先生達は本気で子供とぶつかってくれた。だから、うちの子は萌学舎が好きで、思いもかけない伸び方をした。」ご父母に心からの言葉をもらうと、こちらもありがたくてありがたくて、先生に誉められた生徒はきっとこんな心持ちなのか知らんなどと思います。受験を通して、悪戦苦闘をしながら必死で子供を育てているご父母の手助けができたら、萌学舎の存在価値はあるかもしれません。今年も全力でぶつかります。
今年もまた、受験シーズンがやって来ました。全力で教えた生徒達が巣立っていきます。合格させて当たりまえなのがこの仕事です。しかし、全員が第一志望に合格するわけではありません。ただ、本気でぶつかったことは結果にかかわらず必ずその後の人生にプラスになると私は信じています。ガチンコ勝負である受験の成否は結局は神様にしかわかりません。本気で勉強に向かう姿勢とここ一番に強い心を育てること。これが私の仕事です。
「厳しく・楽しく・根気よく」これが萌学舎のスローガンです。きちんとあいさつができること、授業中の姿勢がちゃんとしていること、宿題等のやるべきことをやってくること。こうした点は萌学舎の教師は厳しく指導します。しかし、授業中は子供達の好奇心を刺激し、がんばっている生徒はおおいに誉め、やる気を引き出す楽しい指導をします。そして、学力は一朝一夕につくものではなく繰り返しによってのみ定着してゆくことを肝に銘じ、ていねいに根気よく子供達を導きます。
萌学舎の生徒はよくあいさつをします。気持ちのいい生徒ばかりです。ある保護者は入塾の相談に萌学舎の玄関に入ったとき塾の雰囲気が気に入って入塾させることを決めたそうです。また、子供が受験勉強で疲れていても萌学舎に行くと元気になって帰ってくるとおっしゃる保護者もいます。知識を詰め込むだけでは学力は伸びません。子供たちのやる気を引き出し、子供たちが生き生きと学んでこそ思いもかけない伸びを見せてくれます。そんな塾であり続けたいと思います。
丸暗記。あまり見栄えのいい言葉ではありません。しかし、最近の脳研究では丸暗記が脳の様々な部分の活動を促し、ネットワークを形成させていくことがわかっています。語学学習の初期においてはこの丸暗記が非常に重要です。暗記力は鍛えることで発達します。私は中学1年生の英語を担当します。1年生の英語は簡単そうですが、これほど初期の取り組みが重要な科目はありません。去年、4月から在籍した萌学舎の中1生19人中16人が1学期の通知表の英語が5でした。ぜひ早い時期からの入学をお勧めします。
この仕事に就いて二十数年が経ち、知識や教え方についてはそれなりの自負心を持つようになりました。しかし、それと同時に生徒を伸ばすのはその心をつかめるかどうかにかかっているという思いはさらに強くなっています。子供たちは一人ひとり違います。マニュアルは通用しません。必要なものは洞察力、忍耐力、包容力…一生をかけて培わねばならないものばかりです。生徒を教えながら、生徒に教えられる。毎日が真剣勝負です。
入試は人生に少なからぬ影響を持つガチンコ勝負です。しかも、ほとんどの生徒にとっては初めての。目標が高いほど突破した時の喜びは天にも昇る気持ちでしょう。生徒の合格体験記を読むとそんな気持ちが伝わってきます。自力でつかんだ合格は大きな自信となり、百万編の言葉よりも人を成長させることでしょう。いろいろな職業があるけれどこんな気持ちを共有し、自分も役に立っていることを実感できるこの仕事が大好きです。
入試を終え、改めて思うのは、我々の仕事は知識の詰め込みではない、目的意識を持たせ本気で学習に取り組む姿勢を創ることに尽きるということです。受験は悲喜こもごもです。第一志望校に合格した生徒の笑顔と喜びはそのまま私達の喜びです。しかし、不首尾に終わる生徒もいます。自分達の未熟さを思い知ります。まだまだ改善の余地がある。進歩する余地がある。初心を忘れず今年こそ全員が笑顔で卒業できるよう全力で臨みます。