学校説明会報告

（2014年）

2014年 高校部（入部）

東岩槻駅から徒歩15分のところにある共学の進学校です。乗り換えが多いためかなり遠いイメージでしたが、実際には北朝霞から1時間強で着きます。校舎は改修を進めている途中で、来春には完了します。

今年度の大学入試では、国公立の合格が県内の高校で4番目に多かった（含一貫部）そうですが、「これは早慶の合格数が伸びず、第一志望の早慶を落ちた生徒が国公立を受けた結果に過ぎないので、何の自慢にもならない」と、校長先生が話していました。数としては、国公立74名（東大は1名），早慶上智44名です（高入の卒業生は260名程度）。来年度入試では早慶の合格者を増やし、東大も高等部だけで4名（今回は1名）の合格を出すということでした。

コースはS類とD類の2つです。S類は難関国公立を目指すクラスで、2年次からはT（東大）コースとSコースに分かれます。S類からの早慶合格者を増やすために、すでに科目別に対策をしているということでした。また、成績が上位でも、東大ではなく京大を目指すためにあえてTコースではなくSコースを選び、京大に合格した生徒もいるそうです。D類のDはデザインのDで、生徒が自分の志望校にあったカリキュラムを組める（デザインできる）ということです。全体として、生徒の志望校合格のために何が最良かをよく考えている印象を受けました。また、夏期などの講習は予備校の5分の1程度の費用であり、3年次には月曜から木曜の放課後に180分の特別講習（無料）を行っているということで、実際の指導も手厚いようです。

通学に多少時間がかかることを許容できるという方にはオススメの学校です。

なお、難関私立の実際の合格者数は、発表されている延べ人数の3分の2から4分の3程度です。常勤の先生は43名、非常勤の先生は20名で、予備校や塾に通う生徒は少ないそうです。入試は、単願・併願に関わらず推薦基準を満たしていなくても合格する可能性はじゅうぶんにあります。

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