お知らせ・コラム
『放課後ミステリクラブ』知念実希人
2024/08/20
本紹介

点と点がつながる快感、それがミステリの面白さだと思います。最近みたドラマ『早朝始発の殺風景』にもそういう面白さがあります。
これは高校生たちのドラマです。「青春はきっと気まずさでできた密室だ。そんな濁った青春から僕たちが脱出するまでの物語」というナレーションで始まり、ミステリの要素を散りばめながら、高校生たちの青春をうまく表現しています。
エンディングの曲も思春期を歌っていて、いい感じです。
さて、今回紹介する『放課後ミステリクラブ』は小学4年生が主人公。
まだ思春期の悩みを知らない小学生たちですが、ミステリの面白さはあります。
漢字すべてにふりがながついているので小学生から楽しめます。「ぼく(陸)」と「美鈴ちゃん」と「天馬君」はミステリトリオ。「天馬君」はミステリオタクで、今回の「事件」でも思う存分、推理力を働かせて、つまり、点と点をつなげて、解決に導いていきます。
それを助ける「ぼく」と「美鈴ちゃん」には、それぞれ特技があります?!「事件」は、学校のプールで数十匹の金魚が泳いでいるのを先生が発見するところから始まります。
ミステリによくある殺人現場ではありません。凄惨な場面の描写はないので小学生でも安心して読めますね。
※ここで紹介された本は萌学舎文庫(自習室の本棚。2週間貸出)にあります。
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