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和光国際高校と、和光高校の統合。説明会に行ってみた
和光国際高校(通称「和国」)は言わずと知れた公立の定番校です。今回は和国で初めて実施された学校説明会に参加してきました。
2026年度に、和光国際高校と和光高校が統合予定
和国は令和8年度(2026年度)から和光高校と統合され、「和光新校」(仮称)になる予定です。両校の偏差値は20以上離れているため、統合により和国の教育内容にどんな変化があるかは受験生なら誰もが気になるところ。今回、和国が公立校にはめずらしい学校説明会を開いた理由は、やはり和光新校の件を説明するためでした。
登壇した校長先生は統合の状況を率直に話してくれました。結論から言えば「今の和光国際をさらにバージョンアップして、今以上に国際教育を重視した学校になる」とのことです。
現在、和光高校はすでに生徒募集を停止しており、1年生がいません。来年は3年生だけになり、新校発足時点では生徒はゼロになります。したがって、両校の生徒がいっしょに授業をするということはありません。また統合後のクラス数、募集定員も現在の和国のものから変化はありません。
県から発表された新校の基本理念にも「(新校は)県内における国際教育の中核を担い」などの文言があり、「グローバル人材の育成」を目指すという現在の教育方針についてもほぼ変わることはないとのことでした。
現在中学3年生の生徒は高校2年から新校に移行します。そのとき学校名は変わるかもしれません。制服も変わる可能性がありますが、現中3生は同じ制服を着用します。
入試の偏差値についても、大きく変わることはないと考えます。東部地区には和国より偏差値の高い学校がなく、和国の1つ下の朝霞は偏差値が5ポイント以上離れているため、「和国を敬遠して別の学校を選ぶ」という動きは起きにくいように思います。個人的に唯一の心配材料は新校名が「和光」になっちゃったらどうなるかぐらいですかねー。
和光高校のことを考えると「和光高校がなくなる」とは言えません。卒業生からしたら母校が消えるのはさびしいでしょうからね。このあたりもふくめて、今回の説明はだいたい予想どおりの内容でした。
和光国際高校の教育内容について
和国の教育内容についても簡単に紹介しておきます。「全国初の国際高校」であり、6本の国旗掲揚塔に象徴されるように、英語にとどまらず広く国際的な視野で勉強できます。3年次には、中国語・ドイツ語・フランス語・スペイン語から選択が可能です。
外国語科が2クラスあるのは県内で和国だけだそうです。つまり他の学校の外国語科はクラス替えがないわけですね。
普通科は女子の人数が多いわりに理系のクラスが多い、というような話がありました。進学相談で「英語があまり好きではないが、和国の普通科に通って大丈夫だろうか」というような話がときどき出ますが、あまり心配しなくてよさそうです。
進学実績はまずまずと言ったところ。四大現役合格率が90%近くありますが、これは上位の学校と比べても遜色ない立派な数字です。
萌学舎周辺からは自転車で通えるのがうれしいですね。逆に和光市駅から歩くと17分以上かかり、やや大変です。
まとめると、新校統合の影響はそれほど大きくならないと思います。公立校の中では特色があり、和国はおすすめの学校です。
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