叡明・浦和麗明高校
学校説明会報告
2015年(加藤)
叡明高校
小松原高校が越谷レイクタウンに移転し校名を変え、共学になりました。520名の定員のところ659名の入学者。男女比は55:45となっています。特進選抜から情報まで7コースあります。偏差値の基準は61,58,56,53,50,47,46となっています。これまでは47の層が最も多く、全体の半数以上を占めていましたが、今年は47の層は24%に減り、53,50の層が合わせて35%になっていて、これまでの「小松原」とは異なる学校になっているようです。大学に進学を希望する生徒も73%います(これまでは50%でした)。
新校舎では、廊下から教室の様子が見えるように廊下と教室の境はガラス張りになっています。生徒の様子を把握できるのはもちろんのこと、教師同士がお互いの授業をチェックできるようにしているとのことです。長期休暇講習や土曜講習などを実施し、進学指導を強化しています。専任の教員は78名、非常勤は30名です。入試の基準は、併願なら内申点は3科10,5科17,9科30,偏差値は49からになっています。新校舎に移転し共学になったので明らかに小松原とは別の学校になったようですが、今後の可能性は未知数です。
浦和麗明高校
小松原女子が校名を変え、浦和麗明となりました。女子高のまま、場所も変わっていません。定員320名のところ入学者は286名(昨年は335名)でした。進学コースのほかに、保育進学,福祉進学,ペットマネジメント,調理パティシエといった専門系コースがあります。昨年は専門系コースの施設を充実させましたが、今後は共学化も視野に入れながら進学を強化していくとのことです。特選・特進では長期休暇を使い「先取り学習」をおこない、それ以外のコースでは「受験サプリ」(リクルート社配信の映像授業で自宅のパソコンやスマートフォンで受信可能)などを活用、中学学習内容の復習ができてじっくり学習を進められます。専任の教員は43名,非常勤は30名です。入試の基準は、併願なら内申点は9科27,偏差値は46からになっています。在校生の欠席・遅刻率は少なく、生活指導はしっかりしています(40人学級で1か月あたり6人弱の欠席,2人弱の遅刻)。国語・英語・数学の勉強は苦手だけれど、専門系に興味がある人にはよいかもしれません。
2014年(入部)
来年度から小松原高等学校は叡明高等学校に,小松原女子高等学校は浦和麗明高等学校になります。
叡明は共学校で、新校舎を越谷レイクタウン駅の近くに建設中です。隣接するグラウンドに野球とサッカーのコートが1面ずつ,テニスコートが4面あり、他にも広い体育館,メディアセンター(図書室と自習室を兼ねたようなもの)や多目的ホールなど、設備は充実しているようです。指導としては、進学実績の向上を第一に考えてやっていくとのことで、今春の大学入試では、埼玉大学,千葉大学など国立大学や、早稲田大学,国際基督教大学などの難関私立大学への合格者が出ています。ただし、これは上位コースに在籍する生徒の一部が合格しているわけですから、低くない推薦基準(特進選抜の併願は偏差値63)を考えても、上位大学進学を目指すのであれば他の進学校の方が良さそうです。逆に偏差値50未満,内申9科30未満でも併願推薦基準を満たせるコースがありますから、そういう意味で使い勝手の良い学校という見方はできます。
浦和麗明は女子校で、校舎は変わりません(南浦和駅)。大学進学に関しては叡明とさほど変わらない印象ですが、この学校には大学受験を目指すコースとは別に、保育・福祉・ペットマネジメント・調理パティシエというコースがあります。ペットマネジメントコースはかなり珍しいと思いますし、調理系のコースも近いところだと細田あたりしか思い浮かびません。どのコースも推薦基準は高くありません(併願推薦基準は、偏差値なら46~48,内申9科なら27~29)ので、やりたいことがはっきりしている場合は、貴重な選択肢になるのではないでしょうか。
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