海城中学・高校 | 朝霞・志木・新座エリアの小学生・中学生向け学習塾【萌学舎】
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海城中学・高校

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埼玉県朝霞市・志木市・新座市のエリアから通える範囲の高校を掲載しています。高校の基本情報や、教師が学校見学に言った際の所感や、萌学舎卒業生による学校紹介も掲載しています。

このページに掲載されている内容を保証するものではありません。情報の正確性は、必ずご自身で、公式HPなどでご確認下さい。

卒業生の「わが校」紹介

小島柊くん(2006年 萌学舎卒業生)

ぼくの通っている海城中学校は、明治24年に古賀喜三郎が私財を投じ、海軍予備校として創立されました。古賀喜三郎氏は現在、我が校の校門入って左に銅像となっています。当校にご来校の際に、まずはここで記念写真を一枚とってみては、いかがでしょうか? きっと何かいいことが…

学習内容の特色をあげると、武道の時間が週1回あり、入学後に、柔道と剣道どちらかを選択し、3年間かけて習得します。社会Ⅰという科目では、毎学期レポートを提出します。自分でテーマを決め、取材し、書きあげます。取材先にも自分で申し込みをするので難しいですが、将来論文を書くときの基となる重要な科目です。英語ではネイティブの先生の授業もあり楽しく英会話も学べます。

男子校なので先生と生徒間の会話もざっくばらんで気どりがなく、先輩も気さくです。部活動は、運動部、文化部ともにあり、条件をクリアすれば新しい部を作る事も可能です。昨年4月には新校舎も完成しました。海城を志望する人はもちろん、少々興味のある人も、百聞は一見にしかず…。是非とも文化祭に来て下さい。「新しい紳士」達がお待ちしています!

学校説明会報告

2015年(入部)

山手線新大久保駅から徒歩5分、120年以上の歴史を持つ男子の中高一貫校です。

最初に、「社会に有為な人材を育成する」ために、「ルールを厳守すること」、「公正な判断ができること」、その上で「自由であること」という、教育理念について説明がありました。かつて東大入学後の留年率がトップという時期もあったそうで、その当時の反省から、「ただ難関大学に押し込むだけでなく、その後のことも考えて人間力を鍛えたい」とのことでした。後はほとんどが入試問題に関する話でしたが、各科目の先生がどういう生徒を欲しいのかを明確に意識して作問されているのがよく分かりました。

国語,社会,理科では記述式の問題が多く、「物事を論理的に考え、それを表現することができる」能力を求められます。理科では「受験生がおそらく初めて見るであろうパターンの問題」も出ますし、社会では与えられた図表をその場で読み取り理解することも必要です。(もちろん考える力だけではダメで、一通りの知識があることが前提です。)ちなみに、国語の先生によると「受験生の記述のレベルは年々落ちている。ある程度記述が書けるなら、それがアドバンテージになる」ということでした。

逆に、算数は解答のみを記入するタイプの問題です。きちんと書けなくても、大量の計算を要する問題をこなす能力、調べ上げる・数え上げるということをしてでも答えまで持っていく腕力のある生徒が欲しいということです。「記述を書ける能力も当然大切だが、それは入学後の指導の中でじゅうぶん養える」とのことでした。また、27年度入試では、曲線のグラフを扱う問題が出題されました。多くの受験生にとっては初見の問題ということになると思いますが、そこでひるまずに考える精神力も必要です。

難関の進学校には共通の傾向だと思いますが、中堅の学校にあるような大量の補講や補習などはありません。「授業進度についていけなくなった場合、補習などをしてくれるのか?」という問いに対する「そのような状況にならないように学習習慣を確立すべし」という回答は、そういうレベルの生徒を集めているということのひとつの証左でしょう。ちなみに通塾率は、中学の間は塾に通う生徒は2割程度、高2以降は8割程度です。8割というとかなり大きい割合に感じますが、難関大学を目指す場合はこんなものなのかもしれません。卒業生330名程度で、東大合格は毎年50名前後(27年度入試では現役で43名)、半数かそれ以上が国公立大に合格(現役では100名~130名)と、実績は文句なしです。

伝統と実績があるからこそだと思いますが、他の学校の説明会によくあるような(俗な言い方をすれば)営業っぽさがなく、学校としてのスタンスがきちんと定まっていて、それに賛同する生徒が来てくれればいい、という雰囲気の、好感のもてる説明会でした。

2012年(下山)

創立121年の伝統を持ち、進学校として有名な同校ですが、6年ほど前から学力に加え、総合的学習による人間力の育成にも力を注いでいます。世界で活躍するグローバルな人材を育成するためには学力だけでなく、異文化圏の人々とも心を通わせ共生する力が必要だと考えるからです。そのための体験学習やキャリア教育など様々な工夫をしています。特に、中学3年時に全員が取り組む社会の卒業論文は、課題設定から現場取材まで自分で行い、問題解決能力を育む試みとして評価されています。部活も京大から勧誘が来るアメフト部をはじめ、弓道、銃剣道など様々な運動部の他、文化部の活動も盛んです。

カリキュラムは国公立進学を念頭に置いたもので、完全中高一貫校になってからは先取り学習が強まっています。習熟度別クラスはありません。2010年から受け入れている帰国生の育成にも力を入れており、日本に戻ってきて疎外感を感じるようなことは海城では一切ないそうです。

浪人率は約40%とやや高く、高2からの予備校等への通塾率も6~7割に達するそうです。専任率は70%弱とやや時間講師の割合が多いと言えます。

2/1と2/3は募集人数も同じで、問題の難易度もそろえています。複数回受験の優遇はありませんが、今年は2/1に落ちた生徒20名が2/3の試験で合格したそうです。合格最低点は60%前後です。繰上げ合格もあります。

上位進学校に共通して言えることですが、細かな補習や指導はありません。能力もあり、レベルの高い授業の中でライバル達と切磋琢磨しながら競い合うことのできる生徒に向いた学校です。

2011年(角)

新大久保から5分。海軍予備校時代から120年の歴史をもつ名門です。毎年30~50名前後の東大合格者を出す進学校でもあります。

海城は去年から高校募集を停止。完全な中高一貫高となりました。これについて、校長先生は「待つことがなくなった」という表現をされました。今までは高入生と内部生が同じクラスになっていたため、高入生用のフォローに時間をとられ、進度の遅れが出ていたわけです。この改革は、中学受験における海城の魅力を大きく増したと言えます。一方で、中高一貫の私立校が高校募集することの意味についても考えさせられます。

海城では、卒業生400名中150~200名ほどが国公立大学に合格します。非常に高い割合であり、教科指導力の確かさを感じます。海城のカリキュラムは、基本的にセンター試験を5教科7科目受験する前提で組まれているようです。また、海城中入試の社会の問題では、200字の記述という、ちょっと異様とも思えるような長文の記述問題が出題されますが、これは、東大の社会の入試問題の記述量が合計800字近いことを強く意識しているのだろうと個人的に思います。トップレベルの国公立大を目指すのが当然という感覚が、海城では、先生方にも生徒たちにもしっかり根付いていると感じました。もっとも4割を超える浪人率は海城の先生方も気にされてはいましたが。

さて、海城の教育の目標は大学進学だけではありません。塾対象の説明会で校長先生は、東日本大震災の被害の大きさをかなりの時間をかけて語ったあと、「国家・社会における有為な人材を育成する」という教育理念にふれていました。説明会の時間の大部分は体験学習の紹介にあてられ、塾対象の学校説明会としては、ちょっと拍子ぬけするぐらい入試の話が出ませんでした。

海城は今年から、有名な英語教科書である『トレジャー』の使用をやめたそうです。『トレジャー』は、膨大な英文の量と内容の難しさで知られるテキストで、多くの私立校で採用されているのですが、海城の先生は「受験英語としては量があっていいが、海城の英語教育ではもっとコミュニケーション能力を重視したい」ということで、採用をやめたそうです。他の私立校で『トレジャー』を教科書として選び、正直、消化不良をおこしているのではないかと思われる学校もあることを考えると、このあたりの判断にも海城らしさを感じました。

全体として、確かな理念に基づく教育を行う、男子進学校の一つの完成形という印象です。「人間形成」をうたう学校は数多くありますが、海城のレベルまで徹底させている学校はそれほどないと思います。

2010年(下山)

創立119年目を迎える同校は、来年度から高校募集を停止するという大きな変革に踏み切りました。これは25年前からの構想であり、徐々に高校募集を減らしながら満を持して決定したそうです。中高完全6年一貫教育を実施することで同校の理想とする教育を更に徹底します。学力はもちろん、コミュニケーション能力に優れ、リーダーシップやイニシアチブのとれる世界に通用する人材を育成するのが目標です。

一般入試では、1回目、2回目とも募集人員を5人ずつ増やします。入試問題の時間・配点・傾向等は従来と変わりません。筆記試験の点数のみで合否を判断し、面接や小学校の通知表等は必要ありません。繰上げ合格については非公表です。

来年度から帰国生入試が別に設けられます。帰国後2年以内の男子が対象で、募集人員は30名です。4科目入試のAコースと、算数+総合のBコースがあります。同校の算数はこれまで解答のみを書かせるものでしたが、帰国生入試の算数は過程も重視する問題になり、これまでとは大きく変わります。Aコースの他の科目は一般入試と同じ傾向です。Bコースの総合テストは初めての試みで、人文社会科学と自然科学の大問2問から成ります。サンプル問題が配布されています。学力だけでなく色々なタイプの受験生を集めたい意向です。親の面接はありませんが、生徒1人に先生2人の面接があります。その際、「海城で何をしたいか・外国に住んで感じたこと」の2点を記した面接カードを書いてもらいます。2分程のスピーチもあります。自分の考えをきちんと言えるかどうかをみます。A・Bそれぞれに合格者を決めるので合格者人数の配分は分かりません。

特待生制度や特進クラスなどはありません。クラス分けはクラス間の学力の偏りがないように試験結果を勘案して決めるそうです。教師は正規教諭86名、時間講師43名、ネイティブ4名の計133名です。22年度は国立医学部に46名合格していますが、特に医学部重視の指導はしていません。また、早稲田・慶応はいくつもの学部を受ける生徒は少なく、発表されている合格者延べ人数は実数とほぼ同じだそうです。

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学習塾の萌学舎|小中学生対象 高校受験専門

朝霞・志木・新座エリアに地域密着した、高校受験専門塾です。2000年の創業以来、ただ一教場にこだわってきました。生徒のやる気を引き出す力はどこにも負けません。また、教師自身が高校の説明会に足を運び、卒業生に進学先の高校について書いてもらうなど、地域の高校の情報収集に力を入れています。

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