明治学院東村山高校
学校説明会報告
2014年(下山)
ヘボン式ローマ字で有名な宣教師のヘボン博士が1863年に開いた英学塾が同校の起源です。現在でもその精神は受け継がれており、キリスト教精神にのっとった人間教育に重点を置くミッションスクールです。毎朝、礼拝があり、週1時間聖書の授業もあります。
英語教育には特に力を入れていて、開成などでも使われているプログレスというハイレベルなテキストを使用しています。校風はのんびりしていて、教師と生徒のつながりが強いのが特徴だそうです。
3年ほど前は卒業生の約半数が明治学院大学に進学していましたが、今年度は35%程に減りました。これは進学指導を強化した結果、何となく系列大学に行くという生徒が減り、他大学を受験する生徒が増えた結果だそうです。
今年度の浪人を含む他大学への進学実績は、卒業生255名(明治学院大進学を除くと163名)に対し、国公立9名、早稲田5名(昨年9名)、慶応1名(昨年4名)、上智2名(昨年12名)、GMARCH理科大91名でした。大学合格実績は入学時にほぼ同レベルの県立和光国際と同じくらいですが、受験者数が半分以下であることを考慮すると優秀だと思います。浪人は7.8%と少ないです。
教師の約4割はクリスチャンで、外国人講師が7名います。専任率は55%。外部受験をする高3生の多くは塾等に通っています。毎週小テストや補習もありめんどうみは良いほうです。成績上位80%の生徒は明治学院大に進学できます。
新しくはないものの清潔感のある校舎で、落ち着いた雰囲気の学校です。進学だけではなく、バランスのとれた学校生活を送りたい生徒にお薦めの学校です。
2012年(加藤)
明治学院は2013年に150周年を迎える伝統のある学校です。「ヘボン式ローマ字」で知られるアメリカ人宣教師ヘボンが創設した学校です。
教師の40%はクリスチャンで、毎朝礼拝があります。聖書の授業もあります。
外国人講師が7名、週2回クラスを2分割して授業をしています。
専任率は55%です。
中学では若干の先取りはありますが、高1から高入生と中入生は混ざります。
国英数は毎週小テストをおこない、不合格には補習をしたり課題を出したりしています。
理科室が7室あり、理系にも対応していることをアピールしています。
高3になると、他大を受験する生徒は何らかの形で全員が塾に通い始めます。
明治学院大学には、校内で成績が上位8割に入っていれば進学できます(小論文と面接はあります)。2011年度卒業生は46.7%が明治学院大学へ進学しています。一般入試で他大に入学した生徒は18.8%しかいません。
2012年(入部)
2013年に明治学院が150周年、東村山校は50周年を迎えます。学校は静かな場所にあり、敷地が広く緑豊かです。説明会に参加した際、正門を抜けると鳥のさえずりが聞こえ良い気分でした。
実技科目も疎かにせず、バランスのとれた人間形成を目指すという話でしたが、中でもキリスト教と英語教育を重要視しています。毎朝礼拝があり、入学するまでキリスト教に接することがなかった生徒も聖書,讃美歌に触れ、静かな時間を過ごします。英語教育については「プログレス21」を使用し、リスニングから学び始めます。家でリスニングのCDをよく聞くことをしないと難しいようですが、勉強が不十分な生徒には礼拝前や授業後に補習を行い、場合によっては保護者と連絡をとり対策しているそうです。英語以外でも小テストで基準点に満たない場合は補習をしたり、定期的にノートを点検したりするそうです。また、各学年の先生が週に1度全員集まり、生徒の様子や指導方法などを話し合っていて、勉強の内容だけでなく遅刻をしないこと,掃除をきちんとすることなど生活習慣の指導も徹底しているという話もあり、面倒見は悪くない印象を受けました。
生徒は高校2年生になるときに、他大受験の文系・理系コースと明治学院大学へ内部推薦で進学するコースに分かれます。現状では全体の半分弱が明治時学院大学に進学しています。(ただし、成績が学年の下位20%の場合は内部進学はできません)他大学への進学実績は可もなく不可もなくという程度です。
最初から他大学を受験するつもりであれば、上に大学のない純粋な進学校の方が良いと思います。内部進学をするつもりであればとても良い学校だと感じました。
2010年(千野)
最寄駅となる西武国分寺線小川駅から、閑静な道を歩いて行った先にあります。学校の周囲は、池袋や渋谷といった繁華街で心配されるような誘惑とは無縁と言える落ち着いた雰囲気です。
学校に到着してまず印象的だったのは、とても清々しいということです。中庭の芝や植木の手入れにはじまり、けっして新しいとは言えない校舎も隅々まで磨き込まれている印象でした。すれ違う生徒の何名かも「こんにちは」と挨拶をしてきました。
明治学院中学校は、基本的には明治学院大学の付属校ですから、進学校のような一に勉強、二に勉強…といった感じはありません。自由で、伸び伸びしている印象です。
一時期、その自由を履き違えた生徒が増え、生徒の素行が悪くなりましたが、今は落ち着いています。
キリスト教系の学校なので毎朝の礼拝などがありますが、純粋なキリスト教信者は10%に満たないようで、その点は気兼ねなく通えます。
そんな明治学院中学校の目玉は『新学習プログラム』です。まず『アカデミック・リテラシー』と称する基礎力強化に対する取り組みですが、これは生徒にテーマを与えた上で、自分たちで調査し、討論し、発表・報告書の作成をこなしていくというものです。また、高2になると、『受験コース(理系・文系)』『推薦進学コース』に分かれ、生徒の可能性を広げることにも注力しています。どちらのコースに進んでも補習は充実しており、頻繁に行う確認テストで合格点を取れなければ、部活を休んで補習になるそうです。
始めたばかりの『新学習プログラム』の説明を聞いていて感じたのは、優れた教育を展開していくことで、優れた生徒を育て上げ、それによって優れた生徒がまた志望してくる…そんな好循環につなげていこうと、先生方が熱心に改革を進めているということです。
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