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栄東中学・高校

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埼玉県朝霞市・志木市・新座市のエリアから通える範囲の高校を掲載しています。高校の基本情報や、教師が学校見学に言った際の所感や、萌学舎卒業生による学校紹介も掲載しています。

このページに掲載されている内容を保証するものではありません。情報の正確性は、必ずご自身で、公式HPなどでご確認下さい。

卒業生の「わが校」紹介

奥村美久さん(2009年 萌学舎卒業生)

栄東高校は埼玉県にある私立進学校です。

“進学校”と聞くと、学力至上主義で勉強ばかりやっている…というイメージを持っている人が少なからずいるのではないでしょうか?

しかし、我が校は「文武両道」を目指し、勉強はもちろん部活動や学校行事にも力を入れています。その点が最も表れているのが文化祭です。多くの高校が9月から10月に文化祭をやる中、栄東高校の文化祭である「栄東祭」は毎年5月末から6月頭に行われています。理由は、大学受験を控える3年生も全力で文化祭に参加できる様にするためです。準備から本番まで…3年生が主体となり学校全体で団結して取り組む文化祭は、年間でもっとも盛り上がる学校行事です。

次に勉強面について、私が入学して感じたことは”小テストが多い”ということです。初めは大変でしたが、やっているうちに量には慣れ、自分から進んで勉強する習慣も身につけることもできました。それに、テストをすることで常に自分の理解度を把握でき、理解が足りないと感じたら、直ぐ担当教科の先生の所へ質問に行けるので、気付いたら自分はどこが解らないのかさえ解らない…といった状況を防ぐことができます。また、栄東の先生方はユニークな人が多いので、授業を聞いていて面白いと感じることが多いです。

この紹介文を読んで、少しでも栄東高校に興味を持っていただけたら幸いです。

学校説明会報告

2016年 2013年 2012年 2011年 2010年 2009年 2008年

2016年(入部)

県下トップの共学の進学校です。場所は東大宮駅から徒歩10分、志木駅から東大宮駅は、志木→朝霞台(北朝霞)→南浦和→浦和→東大宮、と電車の乗り継ぎをしますので、通うのは少し大変かもしれません。

最初に校長先生の話がありました。多くの学校と同じように、英語教育の話が多かったのですが、他と違ったのは、「英語でコミュニケーションをとれることが大切だというが、英語をペラペラ喋れることが目標なのではない。英語以外の科目(主要科目だけでなく、体育や音楽・美術など関係のなさそうな科目も含む)の豊富な知識・経験、それらからくる横断的・縦断的な思考が大事である」「喋ることの前に、文法・文型の基礎ををしっかりと叩き込む必要がある」「そうでなければ、ただ喋れるだけで中身は空っぽ。英語は単なるツールである」ということを強調していたことです。名前だけ・あるいは形だけの英語特化に見えるものが多い中、この話には快哉を叫ぶ気持ちでした。

また、これも最近多くの学校で耳にするアクティブラーニングですが、私の知る中では最初にやり始めたのが栄東です。これも形だけのグループワーク・ディスカッションをやらせている学校が多い印象ですが、栄東では、その前に基礎・基本をとにかくしっかりとやらせて、その上に立ってアクティブラーニングを行っているということです。

中学・高校の両方で募集がありますが、中入生と高入生は同じクラスにはなりません。高2で文系・理系を分けますが、どちらを選んでも5科目を万遍なく勉強させます。担当の先生によれば「受験に必要な科目だけをやって合格することもできるが、それでは本当の学力が身に付いているとは言えないし、社会に出てからも活躍できない」ということで、校長先生の話に通じるところもありますが、まったくその通りだと思いました。

中入生は6年間通してのカリキュラムがあり、英語は中3でセンターレベルは終わってしまうそうです。進学実績も当然中入生が強く、今春の東大合格現役17名は全員中入生、浪人10名のうち5名が中入生です。

高入生に関しては、「最近は、能力があっても勉強をやり切る気力・体力のない子が多い。これを鍛えなければならない」ということで、入学当初から大量の宿題、小テスト、19時ごろまでの居残り、などとにかく勉強をさせます。

通塾率は2割から3割、私大の合格実数は発表されている延べ人数の7割から8割ということです。

中学・高校ともに併願校というイメージが強いですが、第一志望としてもお勧めできる学校です。

2013年(下山)

東大宮駅から徒歩8分にある埼玉でトップレベルの進学校です。西武文理や川越東などとほぼ同時期の昭和50年代に設立された同校ですが、進学実績では群を抜いています。5年前に創立者の佐藤栄太郎先生が亡くなりましたが、むしろその後のほうが進学実績も伸びています。田中校長のおっしゃるように教師が一枚岩となってその遺志をくもうと努力しているからかもしれません。先生方の生き生きとした熱い思いは説明会からも感じられました。

部活動は100%加入で、学業だけでなくスポーツ、文芸、生徒会活動など勉強以外の活動にも積極的に取り組む生徒を求めています。入学時の成績だけではなく、栄東が好きで、やる気のある生徒がほしいそうです。中学入試は四谷大塚の偏差値で40台前半から可能性があるそうです。学業指導ではアクティブ・ラーニングに力を入れています。これは机に座ってただ講義を聞くのではなく、教師や生徒同士との会話、校外活動などを通して能動的に学ぶ姿勢を作る取り組みです。

教員は187名で90%以上が正職員です。埼玉県で正職員率が高い私立は川越東と栄東の2校です。正職員率を高く保つのは、生徒にとってはプラスになる半面、学校経営にとっては非常に大変です。学校が積極的には公表しないこうした数字に各学校の本音がうかがえると思います。2013年度の早稲田大学の合格者数はのべ123人ですが、実数はその6~7割だそうです。高校3年生の通塾率はおおよそ3割くらいではないかということです。高3の夏休みは日曜日を除くほぼ毎日夏期講習があります。

来年度は中学生の合格者を増やし、入り易くするそうです。高校入試では北辰の基準をクリアすれば確約をもらえます。埼玉の私立進学校としては川越東と共にお薦めの学校です。

2012年(加藤)

今春の大学入試では東大合格者が11名出ました。8名が一貫生です。そのうち7名が中入試のときC日程で合格した(A・B日程が不合格)、栄東が第一志望の子どもたちでした。

現在は教師の平均年齢は37.8歳です。専任は約150名で、非常勤は10名もいません。専任の比率が非常に高くなっています。栄東高校は34年前27名の生徒で出発しましたが、当時の苦労を知る50代の教師が若手を支えるような形になっています。

SCCという講座に参加すると(9割が参加している)平日は夜10時まで学校にいることになるので物理的に塾に行けなくなり、通塾率は1割程度になっているそうです。この講座は予備校の半分くらいの費用がかかります。

アクティブ・ラーニング(従来の講義形式ではなく、生徒が主体的・能動的に行う学習)というものを実践しています。それは、「教室の学び(気づき)→体験による実証(調査・研究)→表現・定着(プレゼン)」という流れで進められます。例えば、まず教室で地形図の勉強をします。そのあと箱根の山に行って、実際の山を歩きながら確かめます。最後に帰ってきてから、それをみんなの前で発表するそうです。知識の詰め込みだけではない教育を実践しているようで好感が持てました。

2011年(加藤)

高校より中学に力を入れている印象をうけました。田中校長は「世話好きなおばさん」といった感じで、早口で話すパワー全開の先生です。そのあとで学習内容について話した山崎先生は、30前後のフレッシュな、好感のもてる青年教師でした。

ふたりの話は共通している。「教科の基礎基本」だけでなく、「主張できる力・表現力」を身につけさせたい。「アクティブ・ラーニング」と称して、現地で調査をし、それを発表するといったことを実践している、とのことです。

最近、上智(新聞)に進学した卒業生が、「NHKの内定をもらった」という報告をしてくれた。東大や一橋の学生が多いなか、面接で臆することなく発言ができたのは栄東でたくさんのプレゼンをやらされたからではないか、と話していたそうです。彼の話によれば「NHKの面接はチョロかった」という。

2010年(加藤)

東大宮から徒歩8分。志木駅から1時間ほどで行けます。近年は、カリキュラムを国公立型(高2まで5教科7科目を学習する)に変えたこともあり、国公立の合格者が増えています。また、医学部に42名が合格しています。現役で73%が進学し、うち半数が国公立か早慶に入学しています。中高一貫と高入生は完全に別になっています。ただし、医学部コースは高入生が高2あるいは高3から合流します。専任の教員が187名、非常勤は10名前後しかいません。校長はじめ管理職も授業を担当し、若手の教員の指導に当たっています。進路指導については、担任によって差が出ないように、ベテランが全体を統括するようなチーム体制をとっています。中入試では定員を120名から240名に増やします。複数回受験の場合(1/11の東大クラスは除く)は加点されます。繰り上げ合格を出す場合も、複数回受験者が優遇されます。

2009年(加藤)

ほぼ全員が部活に参加しています。高校は30年前に、中学は15年前につくられました。進学実績については7,8年前までは高校中心であったが、徐々に中学中心に変わりつつあります。6年前に教育課程を組み替えて現在は「国立型」になっています。その結果、国立の合格者が増えています。今春は8名が現役で東大に合格しています。理Ⅲに合格したのは中高一貫の生徒でした。また、中学では朝読書を実践しています。ふだんは読まないようなもの(評論を中心に)を100冊選んで、読ませて要約をさせています。このように指導する上でのシステムを整えるだけでなく、一人ひとりについて面倒をみていくといった方針を貫いています。今春東大理Ⅲに合格した生徒は入試直前まで学校に来ていたそうです。現役で80%が進学、2人に1人は早慶か国立、悪くてもMARCHには合格させるとアピールしていました。なお、中学入試においては全日程で得点を開示し郵送します。

2008年(加藤)

中入生は完全な中高一貫であり、高入生とは別になります。中学の説明では、勉強だけではない、学校に「居がい」がある、学校に来てよかった、と思えるような指導をしていることを強調していました。部活には99%の生徒が参加をしています。「ジョブコンテンツ」という催しを開き、保護者に仕事の話をしてもらう機会をもうけています。体験や実験を重視し、どの生徒も伸びていくような指導を心がけているそうです。高校の説明では、大学の合格実績の話が中心でした。「早慶」から国公立あるいは理系にシフトしたカリキュラムしており、今春は国公立に74名、早稲田に43名、慶応に36名、上智に14名、理科大に30名が進学したということです(学校が一般に配布しているパンフレットに掲載されている人数は進学者数ではなく延べ人数です)。ただし、実績の数字は中入生と高入生の合算ですので注意が必要です。中学・高校それぞれの説明に、「基礎基本」という言葉が多く使われ、基礎基本を重視していることがアピールされていました。教師のほとんどが専任で、10人の生徒に対し1人の教師がいるといった割合になります。大学入試が近くなるとやはり塾や予備校に通う生徒は増えてくるそうですが、どのくらいの通塾率かは、学校側は把握していないそうです。副校長先生の話では「3割くらいではないか」ということでした。

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学習塾の萌学舎|小中学生対象 高校受験専門

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