お知らせ・コラム
『置かれた場所で咲きなさい』渡辺和子

二・二六事件で、目の前で父親が暗殺されるという経験をした渡辺和子さんは、36歳という異例の若さで岡山県のノートルダム清心女子大学の学長に就任しました。若すぎること、初の日本人学長であったこと、岡山に地縁がなかったことなどから、様々な反発をうけ、うつ病を発症することに。
その経験から、思い通りにいかない人生をどう生き抜くか、どうやって環境の奴隷にならずに幸せに生きていくかをまとめたのが本書です。2012年に出版され、200万部超のベストセラーになりました。
『いい出会いをするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない』
『今や、変えられるものを変える自由が与えられている。必要なのは勇気である』
こういった言葉は、今まさに壁にぶつかり苦悩している人に「明日はこうしてみよう」「こんな風に行動を変えてみよう」と希望を持たせる力があります。
しかし、web上で本書のレビューを見てみると、実は批判も少なくありません。
「読んでいて息苦しい」「考えが古く偏っている」「つらい環境で頑張っている人に対して無責任である」など。「インドのカースト最下層の人に同じことが言えるのか」という人もいました。総じて、「生き方や働き方が多様になっている今の時代に、あえて一つの場所にとどまること」に対しての違和感を言った批判が多いです。
私自身、ほぼ休みなく、一日16時間近く働くような仕事についていた時期がありました。頑張ってもなかなか認めてもらえない。4年間、身も心も擦り減らせ続け、辞めることになりました。
当時は、自分には価値がないと感じましたが、転職先では不思議と評価してもらえて、驚きました。
私自身は何も変わっていません。変わったのは環境です。人は置かれた環境によって大きく人生が変わる、というのも真実だと思います。
しかし、自分自身からは逃げられない、ということも真実です。渡辺和子さんが言わんとしたことは、「今の環境で我慢しろ」ということではなく、「不平不満を言うだけの自分にならず、行動し、幸せになろう(咲こう)」ということです。
『置かれた場に不平不満を持ち、他人の出方で幸せになったり不幸せになったりしては、私は環境の奴隷でしかない』
『自分が積極的に動いて、初めて幸せを手に入れることができる』
『人間として生まれたからには、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり自分の花を咲かせよう、と決心することができました。それは「私が変わる」ことによってのみ可能でした』
今は生き方や働き方を選べる、裏を返せば「選ばなければならない」時代です。自由であるからこそ、迷いが生まれる場面も出てきます。そんな時、本書を手に取ってみると、何かのヒントがもらえるかもしれません。
行きたい高校を決め、それに向かって努力するのは自分の人生を生きていくことそのものです。
それぞれが、身に着けた学力を武器に、自分の道を開拓していくのです。
夏が終わり、3年生は受験まであと数か月。一緒に頑張りましょう。
※ここで紹介された本は萌学舎文庫(自習室の本棚。2週間貸出)にあります。
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