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『生きるぼくら』原田マハ

2021/12/16
本紹介
萌学舎 教師 加藤国夫のイメージ
萌学舎 教師 加藤国夫

主人公「麻生(あそう)人生(じんせい)」は24歳のひきこもり。「生」という字が2文字も使われていますが、その彼が自分の人生を生き始める物語です。

母親と二人暮らし。いじめから引きこもりとなり、インスタント食品とコンビニのおにぎりを食べながら、ネットの世界に生きている。閉ざされた空間でかろうじて命をつないでいるような生活をおくっています。

母親の失踪(しっそう)をきっかけに、彼は行動せざるを得なくなります。
一通の年賀状をたよりに、両親が離婚する前によく行っていた父方の祖母を訪ねていきます。

しかし、祖母は認知症になっていて、人の名前を思い出せないらしい。そして、祖母がやっていた米作りを、もう一人の孫「つぼみ」と一緒に引き継ぐことに……。

祖母の認知症が悪化するなか、介護(かいご)施設の田端さんからこんなことを言われます。

君たちが、おばあちゃんに笑いかけて、おばあちゃんの大好きなことを話してあげて、そしていつも『ありがとう』って言い続けたら、それは絶対におばあちゃんに伝わるはずだよ。もうもとには戻らない、とは決して考えずに、具体的で、現実的な希望をひとつでも持つことが大切なんだ。どんな小さなことでもいい。明日目が覚めたら、おばあちゃんが何か話してくれるかも。笑ってくれるかも、ってね。

どんな状況であろうと(あきら)めないこと。一歩一歩、すすんでいくこと。それは人生を生きぬいていくうえで大切なことですね。

育っていく苗を見ながら、彼は生きる力に目覚めていきます。

……いまならわかる。田んぼで育つ稲のように、自分たちには、空を目指してどんどん伸びていく本能が備わっているはずなんだと。あんなに小さなひと粒の種籾(たねもみ)から、青々と育ちつつある稲、その力。『お米の力を信じて、とことんつき合ってあげなさい』と米作りを始めるまえにばあちゃんが言っていた。自然に備わっている生き物としての本能、その力を信じること。すなわち、生きる力、生きることをやめない力を信じること 

何かの奴隷(どれい)になっていることに気づき、そこから自分自身を解き放て! 自分の人生を取り戻すんだ!! 読むと、生きる勇気が(わ)いてくる、そんな作品です。

※ここで紹介された本は萌学舎文庫(自習室の本棚。2週間貸出)にあります。

萌学舎 教師 加藤国夫のイメージ
萌学舎 教師 加藤国夫

私はほぼ毎日走っています。身体を動かすと気持ちも前向きになります。生きていくうえで悩みはつきないもの。進路・勉強などの悩みは、面談でもよく話題になります。遠回りのようですが、何が自分にとって大切なのか、どういう人生をおくりたいのか、どういう人間になりたいのか、といった本質的なことを考えると自分の進むべき道が見えてくるかもしれません。そのような思考の補助線になるが読書だと思います。読書は人生というマラソンを走るうえで欠かせないものだといえます。

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