芝浦工業大学中学・高校
学校説明会報告
2015年(入部)
成増駅前からバスで20分ほどのところにある男子校です。(2017年度から有楽町線豊洲駅徒歩7分の新校舎となり、高校入試では女子も募集します)
芝浦工業大学の附属校ということで、卒業生のうち約半数は内部進学します。内部進学枠は余っていて、内部進学を希望したのにできないということはないそうです。残り半数は他大学に進学します。他大学を受験する100人に満たない生徒のうち、国公立大学進学が15名程度、早慶上智への進学が10名前後です。中学入試の難易度(首都圏模試偏差値53)を考えれば健闘していると言えます。現役進学率が90%以上というのも悪くない数字です。
学習指導としては、夏期講習(1講座4時間程度で1000円)や成績不振者に対する補習、より難度の高い問題を扱う講座など、一通りのものが揃っているようですが、話を聞くと、理工系への興味をもたせるための講座(たとえば芝浦工大と連携したロボット作成の講座や、プログラミングを学ぶ講座など)の方に力を入れているという印象を受けました。もともと理数が好きな生徒が集まっているというのもありますが、理工系の学部に進む生徒は卒業生の75%ほどで、これはかなり大きい割合だそうです。2017年度からの中学入試は国語・算数(各120点満点)と理科(100点満点)の3科目となりますから、この傾向は更に強まるかもしれません。高校から入学する場合は、芝浦工大への内部進学を希望することが前提で、もともと文系志望の生徒を取るつもりはないようです。(なお、県内私立高校のような、合格が前提となるような推薦入試はありません)
理数系の科目が好きな生徒にとっては、さらに意欲をかきたててくれる良い学校だと感じました。
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